9人村の盤面整理 実例:1日目から3日目まで

盤面整理のやり方は分かっても、実際の試合でどう使えばいいかはイメージしにくいものです。この記事では、架空の9人村の3日間を順に追いながら、各時点の盤面と吊り先の考え方を具体的に見ていきます。

この記事で使う村の設定

配役は、このサイトの9人プリセットと同じ占い師1・霊能者1・狩人1・人狼2・狂人1・市民3です。プレイヤーはAさん〜Iさんの9人で、この記事では「最初の処刑投票がある日」を1日目と呼びます。初日の夜に占い結果が1つ出ている前提で話を進めますが、初日占いの有無や日付の数え方は屋敷の設定によって変わるので、実際の試合では読みかえてください。

開始時点は生存9人、縄は(9 − 1)÷ 2 = 4本、人狼は2人なので、吊り間違えてよい回数は単純計算で4 − 2 = 2回です。縄の数え方そのものは吊り縄(縄数)の数え方で解説しているので、ここでは「その数字を使って何を決めるか」に絞ります。

以下の展開と各プレイヤーの正体は、説明のために作った架空の例です。正体は最後の「答え合わせ」まで伏せて、村人の目線で読み進めてみてください。

1日目:占い2CO・霊能1COの盤面

議論が始まると、Cさんが占い師COして「Aさん白」、続いてDさんも占い師COして「Fさん白」を出しました。霊能者COはEさんだけです。いわゆる占い2-霊能1の形です。

項目1日目の状況
CO占い師:Cさん・Dさん/霊能者:Eさん
結果Cさん→Aさん白/Dさん→Fさん白
死亡なし
グレーBさん・Gさん・Hさん・Iさん(4人)
生存・縄生存9人・縄4本(余裕2回)

盤面ツールでは、Cさん・Dさんのカードを占い師の「ここへドラッグでCO」へ、Eさんを霊能者の枠へ置きます。続いてCさんの右の「+ 占い先を追加」にAさん、Dさんの右にFさんを置き、結果チップが白になっていることを確認します。占い結果が出ていないBさん・Gさん・Hさん・Iさんは、グレーの枠に残しておきます。

1日目の吊り先をどう決めるか

占い師が2人なので、CさんとDさんのどちらかは人狼か狂人の騙りだと考えられます。ここで取れる手は大きく2つです。

  • 占いローラー:CさんとDさんを2日かけて両方吊る。縄を2本使うので、残りの余裕は2 − 2 = 0回(騙りが狂人だった場合)か、1回(騙りが人狼だった場合)になる
  • グレー吊り:グレー4人から1人を吊る。霊能者が1人だけなので、霊能結果で占い師の真贋を見ていく前提

霊能者に対抗が出ておらず、Eさんの結果を占い師の判定に使えるので、この村ではグレー吊りを選びました。発言が少なく、投票理由もあいまいだったIさんが吊られます。Iさんのカードは墓場の「処刑」へ置き、メモ欄に投票先を残しておきます。

夜が明けるとAさんが無残な死体で見つかりました。上部の「次の日へ」で2日目に進め、Aさんを墓場の「無残」へ置きます。生存は7人になり、ツール上部の縄は3本に変わります。

2日目:占い師から黒が出た

2日目の結果は、Cさんが「Gさん黒」、Dさんが「Bさん白」、霊能者Eさんが「Iさんは人狼ではない」でした。

項目2日目の状況
CO占い師:Cさん・Dさん/霊能者:Eさん
結果Cさん→Aさん白・Gさん黒/Dさん→Fさん白・Bさん白/Eさん→Iさん人狼ではない
死亡Iさん(1日目処刑)・Aさん(1日目夜 無残)
グレーHさん(1人)
生存・縄生存7人・縄3本(人狼が2人残っていれば余裕1回)

Iさんが人狼ではなかったので、人狼はまだ2人とも生きている可能性があります。縄3本に対して人狼2人なので、ここで外せる吊りはあと1回だけです。

Gさんを吊る理由

Cさんが本物ならGさんは人狼です。Cさんが偽物でも、Gさんを吊ればEさんの霊能結果で「Cさんの黒が当たっていたか」が分かります。つまりGさん吊りは、人狼を減らせる可能性と、占い師の真贋を見分ける情報の両方が得られる吊りです。

反対に、最後のグレーであるHさんを吊っても、占い師の真贋についての情報はほとんど増えません。縄の余裕が1回しかない今は、情報が多く取れるGさんを吊るのが自然です。盤面ツールでは、Gさんのカードを黒置きの枠へ動かしておくと、自分の考えを整理しやすくなります。

Gさんが吊られた夜、朝になっても誰も死んでいませんでした。平和な朝です。狩人の護衛が成功した(GJ)可能性が高い状況です。

3日目:パンダとGJの朝

3日目の結果は、霊能者Eさんが「Gさんは人狼」、Cさんが「Bさん黒」、Dさんが「Hさん黒」でした。黒を出されたHさんは狩人COし、「昨夜はCさんを守った」と話しています。

項目3日目の状況
CO占い師:Cさん・Dさん/霊能者:Eさん/狩人:Hさん
結果Cさん→Aさん白・Gさん黒・Bさん黒/Dさん→Fさん白・Bさん白・Hさん黒/Eさん→Iさん人狼ではない・Gさん人狼
死亡Iさん(処刑)・Aさん(無残)・Gさん(処刑)
グレーなし(Bさんは白と黒の両方が出たパンダ)
生存・縄生存6人・縄2本(人狼が1人残っていれば余裕1回)

Gさんが人狼だったので、残りの人狼は1人です。生存は6人で縄は2本です。ここで1つ注意したいのは、GJがなく誰かが噛まれていた場合も、生存5人で縄は2本だったことです。9人村でそれまで毎日吊り、毎晩噛みがあった場合、処刑後の生存人数は8人・6人と偶数になるため、平和な朝が来ても縄の数そのものは増えません。GJの価値は縄ではなく、本物らしい占い師が生き残って結果が1つ増えたことにあります。

誰の視点で何人の人狼が残っているか

Cさんは霊能結果と黒が一致し、さらに護衛されたと狩人が話しています。霊能者に対抗がいないので、Cさんの真目はかなり高いと言えます。Cさんを本物とすると、次のように整理できます。

  • 残りの人狼1人は、Cさんが黒を出したBさん
  • Dさんは偽物だが、人狼は2人ともGさん・Bさんで埋まるので、Dさんは狂人
  • DさんがBさんに出した白は、狂人が知らずに人狼を白く言った結果になる

ここで大切なのは、偽物らしいDさんを吊っても人狼は減らないことです。狂人は勝敗の判定で市民として数えられるので、Dさんを吊って外すと、生存5人・人狼1人のまま夜を迎えます。吊るべきはパンダのBさんです。Bさんが吊られると人狼がいなくなり、市民陣営の勝ちになりました。

答え合わせ:全員の正体と盤面の流れ

プレイヤー正体結末
Aさん市民1日目夜に噛まれる
Bさん人狼3日目に処刑
Cさん占い師(真)生存
Dさん狂人(占い師騙り)生存
Eさん霊能者生存
Fさん市民生存
Gさん人狼2日目に処刑
Hさん狩人生存(2日目夜にCさんを護衛)
Iさん市民1日目に処刑
時点生存縄残り人狼余裕グレー
1日目9人4本2人2回4人
2日目7人3本2人1回1人
3日目6人2本1人1回0人

1日目のグレー吊りは外れましたが、余裕が2回ある段階での外れだったので致命傷にはなりませんでした。2日目は余裕1回の状況で、情報の取れる黒吊りを選んだことが勝ちにつながっています。

この例から分かる盤面整理のコツ

  • 毎朝まず「生存・縄・残り人狼・余裕」の4つを数え直す。余裕が減るほど、情報の取れる吊りを優先する
  • グレーの人数を数える。グレーが狭くなったら、グレー吊りより占い結果を使った吊りに切り替える
  • 「この占い師が本物なら残りの人狼は誰か」を占い師ごとに考える。片方の視点で人狼の人数が合わなくなれば、偽物の内訳(人狼か狂人か)まで見えてくる
  • 偽物らしい人が狂人だと分かったら、吊る優先度は下がる。縄は人狼に使う
  • 平和な朝のあとは、縄が増えたかどうかを式で確かめる。増えていないことも多い

霊能結果と占い結果の突き合わせ方は占い・霊能結果の見方と真贋の考え方、縄を何日目に何へ使うかの計画は縄の使い方の計画(進行)の立て方で詳しく解説しています。

盤面ツールで同じ流れを再現してみる

この記事の流れは、部屋の設定で9人プリセットを選べば、そのまま盤面ツールで再現できます。日付は「次の日へ」で進め、死亡者を墓場へ置くたびに上部の生存と縄が変わるのを確かめてみてください。各日のメモ欄に「余裕○回」と書いておく習慣をつけると、実戦でも吊り先の判断が早くなります。

9人プリセットで盤面を作り、この記事の3日間を自分の手で整理してみましょう。

盤面整理ツールを使う

よくある質問

占い2-霊能1のとき、1日目は何を吊るのが一般的ですか?
霊能者に対抗がいなければ、霊能結果で占い師の真贋を見られるため、グレーから吊る村が多いです。占いローラーは縄を2本使うので、余裕が残るかを計算してから考えましょう。
平和な朝のあとは縄が1本増えますか?
増えるとは限りません。縄は(生存人数 − 1)÷ 2 の切り捨てなので、9人村でそれまで毎日吊り、毎晩噛みがあった場合は、GJがあってもなくても縄の数は同じになります。式で確かめましょう。
偽物と分かった占い師はすぐに吊るべきですか?
偽物が狂人だと考えられるなら、吊っても人狼は減りません。縄に余裕がないときは、残りの人狼と思われる人を先に吊るのが基本です。
パンダが出たら必ず吊りますか?
多くの場合、パンダを吊ると霊能結果で占い師の真贋が分かるため有力な吊り先になります。ただし、どちらかの占い師の真がほぼ確定しているなら、その視点で人狼かどうかを考えて判断します。

CO・占い結果・吊りと噛みを、名前カードのドラッグだけで整理できます。スマホでゲームと並べて使えます。

盤面整理ツールを使う

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