決め打ちの考え方:いつ・何を根拠に決めるか

決め打ちは、複数のCO者の中から1人を本物と決めて、その人の結果で村を進める作戦です。縄を節約できる反面、外すと取り返しがつかないこともあります。決めるタイミングと根拠、外したときの損を具体例で見ていきます。

決め打ちとは

決め打ちは、たとえば占い師が2人COしているときに「Cさんを本物として進める」と決め、Cさんの黒を吊り、Cさんの白を信じる作戦です。本物と決めなかった側は偽物として扱います。

偽物を吊らずに済むので、ローラーよりも縄を使いません。その代わり、決めた側が偽物だった場合は、偽物の黒で市民を吊り、偽物の白(囲い)にいる人狼を見逃すことになります。

決め打ちとローラーの縄の違い

12人村(占い師1・霊能者1・狩人1・双子2・市民3・人狼3・狂人1)で、1日目に占い師が3人COした場合を比べます。生存12人・縄5本・人狼3人なので、開始時点の余裕は2回です。

作戦4日目の朝その時点で分かること
占いローラー(3人吊る)生存6人・縄2本・残り人狼1〜2人偽2人は処理済み。占いの情報は無い
1日目に決め打ち生存6人・縄2本・残り人狼は吊りの当たり方しだい決めた占い師の結果が3つ以上たまっている

どちらも4日目の朝の縄は同じ2本です。違うのは、その3本の縄を「CO者」に使ったか「決めた占い師の黒やグレー」に使ったかです。決め打ちが当たっていれば、3本の吊りのうち黒吊りの分は人狼に当たっている見込みが高く、ローラーより人狼を多く減らせます。外れていれば、3本とも市民に使ってしまうおそれがあります。

いつ決め打つか

決め打ちは早すぎても遅すぎても損をします。早すぎると判断の材料が少なく、遅すぎると縄が減って、外したときに立て直せなくなります。目安は次のとおりです。

  • 縄の余裕が、残りのCO者を全員吊る本数より少なくなったとき:ローラーが選べなくなったら、決め打ちしかない
  • 真贋の材料が出そろったとき:霊能結果、噛み先、パンダの霊能結果などで片方の偽が濃くなった
  • 最終日の1〜2日前:最後の吊りで迷わないよう、余裕が1回あるうちに決めておく

9人村なら、3日目の朝(生存5人・縄2本)が多くの場合の決め所です。ここで余裕が1回あれば、決め打ちを外しても1回だけは立て直せます。

何を根拠に決めるか

結果そのものの見方は占い・霊能結果の見方と真贋の考え方にまとめています。決め打ちで特に大事なのは、それぞれの占い師を本物としたとき、盤面に矛盾が無いかを確かめることです。

  1. 人外の数が合うか:その占い師が本物なら、偽物・黒を出された人・霊能で人狼と出た人などで、人狼陣営が配役の人数を超えていないか
  2. 霊能結果と合っているか:黒を出した人が霊能で人狼だったか。白を出した人が霊能で人狼と出ていないか
  3. 噛み先と合っているか:その占い師が本物なら、人狼が噛んだ先は自然か。本物らしい占い師がなぜ噛まれていないのか
  4. 占い先の選び方と説明:結果が出る前に占い先の理由を話していたか。結果に合わせて理由を後付けしていないか
  5. 投票の動き:黒を出された人をかばう投票がどちらに寄っているか

1番目の「人外の数」は、感覚ではなく数えて確かめられる根拠です。片方の視点で人狼が3人以上必要になる(9人村なのに)なら、その占い師は偽物と決まります。これが一般に破綻と呼ばれる状態です。

具体例:9人村3日目の決め打ち

9人村(占い師1・霊能者1・狩人1・人狼2・狂人1・市民3)の3日目の朝、生存は5人です。2日目に吊った人は霊能者Eさんが「人狼」と判定しましたが、そのEさんは2日目の夜に噛まれました。残っているのは占い師COのCさん・Dさんと、Pさん・Qさん・Rさんです。

項目3日目の状況
生存Cさん・Dさん・Pさん・Qさん・Rさん(5人)
縄2本(残り人狼1人なら余裕1回)
Cさんの新しい結果Pさん黒
Dさんの新しい結果Qさん黒

人狼は1人吊られているので、残りは1人です。Cさんが本物ならPさんが人狼で、Dさんは偽物ですが人狼の枠はPさんで埋まるので狂人です。Dさんが本物なら同じ理屈でQさんが人狼、Cさんが狂人になります。ここで占い師を吊っても人狼は減らないので、どちらかの黒を吊る=決め打ちしか手はありません。

外したときの損を計算する

Cさんを本物と決めてPさんを吊ったとします。Pさんが人狼ならその場で人狼がいなくなり、市民陣営の勝ちです。ゲームが続いた場合は、Pさんが人狼ではなかったこと、つまりCさんが偽物でDさんが本物だったことが分かります。

計算上は、夜にもう1人噛まれて生存3人・縄1本になり、残りの1回でQさんを吊れば勝てます。ところが、生存3人の内訳はCさん(狂人)・Qさん(人狼)と、市民陣営のRさんです。人狼と狂人の2票がそろって市民へ投票されると、Qさんを吊ることはできません。縄の計算上は余裕1回でも、狂人が生きていると実際には外せないことがあるわけです。

投票が同数になったときの扱いなどは屋敷の設定によります。ここでは「狂人が人狼に合わせて投票する」と考えた場合の一般的な例です。

この例のように、決め打ちを外したときの損は「縄1本」だけでは済まないことがあります。偽物の内訳が狂人なら、その狂人の票まで含めて最後の投票を数えておきましょう。

占い3COの決め打ち:まず破綻で絞る

占い師が3人COしたときは、いきなり1人を選ぶより、まず「本物ではありえない人」を消していくのが確実です。12人村(人狼3・狂人1)で、占い師COがCさん・Dさん・Fさんの3人、霊能者COが1人の場合を考えます。

2日目に、Cさんが黒を出したJさんを吊り、霊能結果が「人狼ではない」だったとします。霊能者に対抗がいなければ、Cさんの黒は外れていたことになり、Cさんは偽物と考えられます。これで候補はDさんとFさんの2人に絞れました。偽物は3人中2人なので、Cさんのほかに、DさんかFさんのどちらか1人も人狼陣営です。人狼陣営4人のうち2人が占い師COに出ている計算になります。

霊能結果が分かる3日目の朝は、1日目と2日目に1人ずつ吊り、毎晩噛みがあったとすると生存8人・縄3本です。ここからCさん・Dさん・Fさんの3人をローラーすると縄3本を使い切ってしまいますが、Cさんの偽が分かったことで、残り2人のどちらかを決め打てば、偽物の処理に使う縄を減らせます。3COの決め打ちは、消せる人から消して2択にしてから行うと外しにくくなります。

決め打ちを外さないための進め方

  • 決める前に両方の視点を書き出す:「Cさん本物なら人狼は○○、Dさん本物なら人狼は○○」とメモに並べると、矛盾や破綻に気づきやすい
  • 決める人を決めておく:確白や、まとめ役を任された人の判断に従うと、票が割れて別の人が吊られる事故を防げる
  • 決め打ちの日を先に宣言する:「3日目の朝の結果を見て決め打つ」と前日に決めておくと、それまでの吊りで材料を集められる
  • 途中で決め打ちを変えない:結果が出るたびに乗り換えると、どちらの視点でも縄が足りなくなる。変えるのは破綻など強い根拠が出たときだけ

ローラーと決め打ちの使い分け

状況向いている作戦理由
霊能2CO・真贋の材料が少ないローラー霊能結果は対抗がいると使いにくく、偽を処理する価値が高い
占い2CO・霊能1CO(対抗なし)グレー吊りから決め打ちへ霊能結果で真贋を見られるので、本物の占い結果を残したい
占い3CO・縄の余裕が少ない決め打ち3人ローラー後の余裕が0回になる内訳がある
片方が破綻している決め打ち(実質の確定)偽を吊る縄が不要になる

縄を何日目に何へ使うかの全体の計画は縄の使い方の計画(進行)の立て方、実戦での盤面の動きは9人村の盤面整理 実例も参考にしてください。

占い師ごとに結果を並べ、白置き・黒置きで「この占い師が本物なら」の視点を整理できます。

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よくある質問

決め打ちはいつするのがいいですか?
縄の余裕が残りのCO者を全員吊る本数より少なくなったときや、真贋の材料が出そろったときが目安です。9人村では3日目の朝が決め所になりやすいです。
決め打ちの根拠で一番確かなものは何ですか?
それぞれの占い師を本物としたときに、人狼陣営の人数が配役と合うかどうかです。人数が合わなければ、その占い師は偽物(破綻)と言えます。
決め打ちを外すとどうなりますか?
偽物の黒で市民を吊り、偽物の白にいる人狼を見逃すことになります。縄の余裕が残っていても、生き残った狂人の票で最後の吊りが通らないことがあります。
ローラーと決め打ちはどう使い分けますか?
真贋の材料が少なく縄に余裕があるならローラー、ローラー後の余裕が足りない、または片方の偽が濃いなら決め打ちが向いています。

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